いつまでも青く、枯れても青く ~ご案内~

ブログ「いつまでも青く、枯れても青く」は、2006年2月より開始したブログで、管理人のそれまでの過去の日記やブログを統合しています。
   Part1:2001年05月~2005年07月 【日記のススメ「気まぐれ日記」】(2005年6月6日から2005年7月21日までの日記は紛失)
   Part2:2005年07月~2005年12月 【ブログ「モデラーな日々」】
   Part3:2006年02月~現在     【ブログ「晴れたり曇ったり」、2006年8月に「いつまでも青く、枯れても青く」に改題】
   2011年7月15日に、鉄道模型関係をブログ「Enjoy!鉄道模型!」に移行。
   2014年7月10日に、お気に入り写真のブログ「気ままなカメラ散歩道」を開設。
   2018年2月18日に、「Enjoy!鉄道模型!」と「気ままなカメラ散歩道」を統合。(順次統合)
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Warachan

Author:Warachan

    生息地:愛知
    年 齢:50代後半
    性 別:オヤジ
    趣 味:模型製作、カメラ、
        オーディオ、
        クルマ、パソコン

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05/18(日)  新緑の東山、京都ぶらり旅

昨日と今日で京都ぶらり旅に行ってきました。

目的は東山近辺を歩くというだけで、特に目的地も決めずのんびりとした旅です。あえて言うならば、テレビドラマや小説で出てきた場所に身を置いてみるというミーハー的な旅です。

今の京都は、新緑の清清しい匂いと穏やかで静かなたたずまい。
日々、イライラしている自分がとても落ち着くのを感じました。
京都は、空気や匂いを感じながらのんびりと歩くのが一番の楽しみ方なのかなと思います。

pic20080518_01できれば、心許せていつまでも話題尽きず語らいあえる誰かと一緒であれば最高なのですけどね。

・・・・・・・★

京都に着いたのは午後。ホテルで少し休憩をして時間を見計らってから東山に出かけます。ホテルからタクシーに乗り、八坂通の東大路通交差点の近くで降ろしてもらい、八坂の塔を正面に八坂通を登っていきます。この坂は、「Sweet Season」というドラマで椎名桔平と松嶋奈々子が土産物屋で鈴を買ったところです。もちろん、そんなお店はありませんし、鈴を買ったあとに聞こえる鐘の音もドラマと同時刻にもかかわらず聞こえません。ドラマは作り物ですから当然なんですけどね。でも、そういうくだらないことを確かめたりするのが好きなんです。

八坂の塔を横目に過ぎて清水寺に向かいます。同じく「Sweet Season」でふたりが歩いた場所が清水寺ではないかと思っての行程です。しばらく歩くと左手から二寧坂と出会い、産寧坂へと進みます。風情のある小路です。産寧坂を登り清水坂に出て左に折れると、正面が清水寺です。中学校の修学旅行以来ですが、清水寺の朱色の仁王門を見るといつか見た懐かしさを感じてしまいました。

清水寺の本堂の舞台も来たことがあるはずなのに、こちらはほとんど記憶がありません。中学生の頃に京都なんかに来ても楽しくなかったと思います。京都というところは、人生を重ねて歴史を知ることによって、その価値や雰囲気を楽しめるようになるのだと思います。

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清水寺 仁王門
pic20080518_03
清水寺 本堂
清水寺の境内で椎名桔平と松嶋奈々子が歩いた場所を探したのですが、どうもここではないようです。ドラマで歩くルートなんて実際にはあり得ないルートというのはよくある話です。探してみるという行為を楽しめればいいというのが私の考え方なので、ここじゃなかったということだけでもわかれば楽しいのです。

清水寺を後にしたら、来た道を戻ります。清水坂から産寧坂にはいり、今度は八坂通ではなく二寧坂にはいって坂を下っていきます。途中で、よーじやさんに寄って、家の女性陣のお土産にあぶらとり紙を買っておきます。二寧坂を過ぎると秀吉とねねの寺である高台寺の横の北に向かう通りに出ます。この通りが「ねねの道」です。「ねねの道」から高台寺の勅使門に続く細い道が東にのびています。残念なことに拝観時間は終了していて入る事はできませんでした。

そのまま「ねねの道」を北へ進むと円山公園に出ます。中央に池がある落ち着いた公園です。すでに日は傾き空には月が輝きだしています。何故だか非現実的な感覚になって、自分がここにいることさえ不思議な気持ちになってきます。

pic20080518_04
円山公園から見た夕日
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円山公園から見た月
円山公園を西に進むと、厳かな感じの八坂神社の本殿の前に出ます。西楼門から東大路通に出ると、そこはもう祇園です。

テレビドラマでもおなじみの祇園。ドラマ「京都祇園入り婿刑事事件簿」では、中村玉緒が何かあると必ずお参りに行く辰巳大明神があるところです。ずっと歩き詰めでしたので、八坂神社を出たところでベンチに座ってたこ焼きを食べたのですが、そのおいしかったこと。そういう何気ないこともいい思い出です。

祇園のお茶屋さんが軒を連ねる花見小路通にはいって、夜の祇園の雰囲気を外から少し体験。いつかはこういうところで食事でもしたいものです。一通り散策したら、お目当ての巽橋と辰巳大明神のある場所に向かいます。行ってみるとどうってことないところなのですが、ここがいろんなドラマの舞台になったのだと思うだけで感慨深いものがあります。

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辰巳大明神
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巽橋
翌日の朝は、鉄道の音で目を覚まします。私にとって、鉄道車両がレールの継ぎ目を刻む音は安らぎの音です。起きて窓の下の風景を眺めていることだけでも、幸せなひとときです。

二日目は、浅田次郎の小説「活動寫眞の女」のラストシーンで三谷と早苗が訪れた南禅寺から永観堂(禅林寺)への足どりを追うことにしました。南禅寺はテレビドラマのロケ地の定番でもあります。

昼前にホテルを出てタクシーで南禅寺に直行。

テレビドラマでよく使われる水路閣を見て、ちょっと自分がドラマの中の人物になった気分で心の中で台詞を言ったりしてみます。その後は、南禅寺の三門に登って新緑の景色と気持ち良い風の中でのんびりとした時間を過ごします。

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ホテルの部屋から京都駅を望む
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南禅寺 水路閣
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南禅寺 三門
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三門からみた新緑の景色
南禅寺を出て、「活動寫真の女」の三谷と早苗が歩いた鹿ヶ谷通を同じように北に歩きます。少し歩いて右手が永観堂です。

   永観堂という古刹を知っているだろうか。
   恵心僧都の「山越阿弥陀図」や等伯の「竹虎図」や、「みかえり阿弥陀」で有名な、東山の古い寺である。
   もみじの名所としてもつとに名高いこの寺を、僕と早苗は訪れた。 (「活動寫眞の女」より)


永観堂の境内にはいると、もみじの名所らしく緑の楓の葉がとても美しいです。その中に竹とんぼのようなピンクの種子がアクセントを付けています。紅葉の時期もすばらしいと思いますが、この時期の楓も違う美しさがあると感じました。中にはいり、小説と同じように臥竜廊を登り開山堂に向かいます。

   僕と早苗は、僕らの青春を登りつめるように、堂の裏手にかかる臥竜廊を登った。
   そこは東山の断崖にへばりつくように造りつけられた、急な勾配の廊下だった。
   文字通り、竜の臥すがごとく曲がりくねった長廊を歩み、やがて僕と早苗は夕日を真向から浴びた
   開山堂に立った。 (「活動寫眞の女」より)


そこで見た景色は、三谷と早苗が見た景色と同じなんだろうか。何を思って眺めていたのだろうか。そんなことを思いながら、しばし開山堂からみえる京都の街をぼんやりと眺めていました。

釈迦堂に戻ると、庭に面した廊下に座ってぼんやりと池や庭を眺めます。特に何かを考えているわけではないのですが、そういう落ち着いた時間は、いつもせかせかと過ごしている私にとってはとても贅沢な時間だと思います。

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永観堂 総門から中門への参道
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楓の葉と種子
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臥竜廊
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臥竜廊
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開山堂からの景色
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開山堂の楓
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釈迦堂から見た庭
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釈迦堂から見た池
永観堂を後にし北に少し行って右に折れると、その先から「哲学の道」が始まります。琵琶湖疏水に沿っての普通の道ですが、落ち着いた気持ちで歩くことができて無心になれます。いつまでも続いていてほしいとさえ思えてきます。銀閣寺が近づくと、道沿いにはいろんな店が目に入るようになってきて、少し賑やかな感じになってきます。残念ですが、そろそろ「哲学の道」も終わりに近づいた事を知らせてくれます。

pic20080518_21
哲学の道

今回の何十年ぶりかの京都の旅はこれで終了です。

このあと、今出川通を西に歩いて、鴨川の飛び石を「おみやさん」のエンディングの如く、渡瀬恒彦になりきって渡りたかったのですが、これは時間切れでまたの機会とします。

こういうくだらない目的の気楽な旅もいいものです。またぜひ訪れたいと思います。


【このエントリは、2010年6月13日に2008年5月18日付で加筆し再構成して掲載しました。】
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COMMENT

羨ましいですー

京都って、しっとりとした風情にあふれた街というイメージ…。
四季のうつろいを感じることができて、素敵です。
たしかに色鮮やかな新緑の清清しさは、疲れた心を癒してくれるかもしれませんね。
私も「心許せていつまでも話題が尽きず語らいあえる誰か」と京都を旅してみたいです~。(^^;)

沙耶さんも・・・

何十年ぶりかに訪れた京都でした。
今は本当に新緑が鮮やかで、その新緑の香りをのせた風が心を癒してくれました。
今年は、忙しい中でもちょっと時間を作って、四季折々いろいろな京都を見てみたいと思ってしまいました。
沙耶さんも時間を作って癒しの京都散策ができるといいですね。
そこに「心許せていつまでも話題尽きずに語らいあえるどなたか」がいらっしゃればいいのですけど。(^.^)

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