例年、私の家族は1月4日に伊勢神宮に初詣に行きます。
今年も、実家に年始に行き、伊勢神宮に参拝してきました。
昨年の参拝ではいろいろと思うことを書いてしまいました。
今年は「穏やかに」が目標ですので、何があっても「仕方がないね」とその時々の状況を楽しむようにしてきました。なので、とても穏やかで家族も楽しい初詣になりました。
でも、いろいろと思う事はありましたね。そもそも1月4日というのは私の家族だけではなく、例年政治家の皆さんの伊勢神宮参拝の日でもあるわけで、それに関することが起きるわけです。
今回は、外宮参拝は政治家の皆さんよりも早く到着して先に参拝できました。この分だとすぐに内宮に行けば、内宮のほうも先に参拝できるかなと思ったのですが、見事に影響を被ってしまいました。目の前が御正宮というところで規制がかかり、警察官の方によって参道の隅に追いやられます。政治家の皆さんが来るのはまだ先のようなのですが、御正宮の鳥居をくぐっての正面からの参拝は出来なくなり、我々下々の参拝者は、鳥居の右側から入れられて隅っこでの参拝になりました。
鳥居の前で規制をしている警察官の方に、「まだ時間があるならばせっかく来たのだから鳥居だけでもくぐることはできませんか」とお願いしたのですが、本当にすまなさそうな表情で、「本当に申し訳ありません。そういうお気持ちはよくわかるのですが、ご主人さんのご家族だけそういう対応すれば皆さんにそうしないといけないので・・・」とおっしゃいます。私だけを認められないというその理屈はわかりますし、警察官の方も上からの指示で動いているわけですから、そこで「それはおかしいのでは」と言ってもはじまりません。仕方がないので、これも今年の運と思い、正面ではなく隅での参拝となりました。
娘たちに、「これはこれで仕方がないので、菅さんの顔くらい見ていく?」と言ったら、「そんなの見たくもない!」と一蹴。実際に菅首相が参道に現れた時も、奥さんや娘たちは完全無視。私だけは菅首相がどういう行動をしているのか見に行ったのですが、なんと、脇で見ている人たちのところに寄って笑顔満面で握手されていらっしゃいました。
過去にも政治家の皆さんの伊勢神宮参拝に遭遇したことはありますが、こういう光景は初めてでしたね。選挙運動や支援者への対応ではなく、日本の今年の平穏や繁栄を祈る参拝なんでしょ? 問題山積、経済状況や雇用状況も大変な時期です。もう少し厳かに真剣な姿勢を見せていただくほうがいいのではと私は思いました。だって、そのために、下々の参拝者は隅っこに追いやられて中途半端な参拝しかさせてもらえないのを「仕方がない」と納得しているわけなのですから、その重みを感じて欲しいなぁと思いましたね。
参拝のあとは、いつものように伊勢うどんやたこ棒などを食べて、伊勢神宮参拝の楽しみを味わいました。
昨年、不満の多かった駐車場は、今年も同じ場所に停めることになりましたが、こちらが穏やかでいれば不満も感じませんでした。どういうわけか、昨年は1,500円だった駐車料金が1,000円になっていましたね。安いにこしたことはないですが、では昨年の金額は何だったの?という不信感は避けられませんね。
まぁ、いろいろと感じることはありましたが、今年の伊勢神宮参拝はとても穏やかに楽しく終えることができました。手を合わせてお願いしたことが叶い、また来年も家族で参拝に来ることができればと思います。
 外宮 御正宮 |  内宮 宇治橋鳥居 |
 内宮 御正宮 階段前の規制 |  神苑での政治家の方々 |
 伊勢うどん |  丸天のたこ棒 |