
昨日から引き換えが始まったトヨダG1型トラックのプラモデル。友人の分や予備のも含めてけっこう買いましたので、また置き場所に悩みそうです。
すでに専門雑誌などで紹介されていますのでご存知だとは思いますが、簡単にご紹介をしましょう。
トヨダG1トラックは1935年に現在のトヨタ初の量産車として生まれたトラックです。トヨタ技術会60周年特別企画としてそのG1トラックを会員(約2万人)限定販売のプラモデルとして製作されたのがこのプラモデルです。製造はファインモールド社。スケールはカーモデルの一般的なスケールではなく、1/35。完成時の大きさは全長170mm、全幅95mm。部品点数はエッチングパーツ入りで約150。豊田喜一郎翁と渡辺捷昭社長のフィギュアが付属しています。

そのフィギュアの種類によってパッケージが異なっています。
緑のパッケージが豊田喜一郎翁フィギュア入りの「創業期へ思いをはせる仕様」、白いパッケージが渡辺捷昭社長のフィギュア入りの「未来への飛躍に向けて」仕様となります。
それぞれのパッケージには、販売個数とシリアルナンバーが記されています。「創業期へ思いをはせる仕様」は販売個数7177個、「未来への飛躍に向けて」仕様は販売個数3822個というのが読み取れます。記念にひとつ買うというような人は当然「創業期へ思いをはせる仕様」を選ぶでしょうから、全体的にはこういうバランスになるのでしょう。

箱の大きさに比べると、中はけっこう余裕があります。5袋にまとめられてそれぞれのパーツに負担がかからぬようにおさまっています。パーツを見てみると足回りなどがけっこう精密で、取り扱いに注意しなければいけない細くて細かいなパーツが多いです。入手したらそのパーツが折れたりしていないかが最初のチェック項目となるでしょう。組立て時もそれらのパーツは慎重に切り離したりする必要があります。組立説明書を見ると、破損・紛失時のパーツ請求もできるようですので、万一折ったり無くしたりしても絶版キットと違って安心して取り組むことができるでしょう。ただ、何年も寝かしておいてからいざ必要だといって請求しても大丈夫かどうかはわかりませんが。
その組立説明書はなんと16ページの立派なもの。実際に組み立てたわけではありませんが、さっと目を通す限りかなり親切な説明となっています。塗装指示も、最後に全体のものがありますが、組立て途中の絵にもこまかく指示が書かれています。この組立説明書を見ているだけで組み立てたいという衝動が湧き上がってきます。

組立説明書の他に、トヨダG1トラックの復刻版カタログと実車解説書がついています。これも両方けっこう立派なものです。
これで一箱3200円。私の感覚ですが、他の1/32スケールのトラックやバスのプラモデルと比較してもお安いと思います。オマケに一箱に付き1個のミニG1トラック模型もいただきました。(家に帰って来て数えたら1個余分にあった!!)
さて、社内ではこのプラモデルを使ったコンテストが開催されます。締め切りが3月初ですので、私も久しぶりに製作を楽しんで参加したいと思っています。シオラマ部門か単体部門か迷うところですが、私はジオラマ苦手ですし時間もありませんので、たぶん単体部門で参加となるでしょうね。
こういうやる気が感じられるキットに触れると、なんかワクワクしてきます。