正月から忙しい我が家の家族ですが、今年は1月4日に家族全員の時間が取れましたので、恒例の「実家帰省&伊勢神宮初詣で」に行ってきました。
今年は年初から、晴れてはいるものの局地的に雨が降ったりという不安定な天気が続いていましたが、今日は朝から快晴の青空。やっと安定した晴天かと思ったのですが、高速道路にはいったとたん、電光掲示板に「雨 注意」との表示。壊れているのかなと奥さんと話をしていたのですが、なんとそのうちに雨がポツリポツリと降り出します。空は青空。俗に言う「キツネの嫁入り」というヤツですね。山のほうには美しいきれいなレインボー。やはりまだまだ完全に安定した晴天というわけではないようです。

実家について両親を誘い伊勢神宮・外宮(げくう・豊受大神宮)へついたのは午後2時頃。いつもならば比較的楽にクルマを駐車できるのですが、今日は少し待たされました。3ケ日は過ぎたもののまだ4日ということと、いつもの駐車場がシャトルバス停になっていることが影響しているようです。
外宮の正宮まではそれほど距離はありません。普通ならばすぐに正宮に行くことができるのですが今日はたどり着けません。そう、あれに遭遇したのです。あの方々の参拝です。かなり以前にも遭遇したことがあるのですが、その時には「一般参拝客の迷惑になることをするな」と思っていたのですが、今日は他の見物客の皆さんとともにあの方の笑顔で手を振る姿を写真におさめていました。
これも運。よかったと思います。

外宮の参拝を終えて内宮(ないくう・皇大神宮)のいつもの駐車場についたのが午後3時すぎ。駐車場料金を支払って奥までいくと、若い女性の駐車場係が、「すいません。満車ですので河川敷に行って下さい」とおっしゃる。いつもの私ならば、「高い駐車料金を払って河川敷とはどういうこと?」とくってかかるところですが、まぁ河川敷でも仕方がないかと思いながら、「河川敷ですか・・・実は家族に足の悪いもの(80歳を越えた父)がいるんですけど・・・」というと、その駐車場係さん、「それならば近いところがあけば優先的に誘導しますので、しばらくお待ちください」と言ったかと思うと、走っていって他の駐車場係の人に事情を伝えてくれて、空いている場所を探してくれているようなのです。すぐにその女性が戻ってきて、「あいたところがあります。誘導にしたがって行って下さい」と。これは驚きでしたね。その誘導してくれた何人かの駐車場係の人もみんなニコニコしていて親切で、にわか駐車場でこんなすばらしい対応に出会えるとは思いもしませんでした。
これも運。本当にとても良い気持ちにさせていただきました。家族みんなが、とても気持ちのいい応対だったね、と絶賛でした。
内宮の参拝を終えると、いつものようにおはらい町で伊勢うどんとたこ棒です。
わらじやさんがもう閉まっていたので、伊勢うどんは昨年と同じ奥野家さんでいただきました。たこ棒はもちろんまる天さんです。とてもおいしかったですね。
娘たちもチーズ棒や松阪牛の肉まんやら、いろいろと楽しんでいたようです。
ちなみに、下の写真は食べ始めてから写真を撮り忘れたことに気づいて撮影したものです。お粗末。

お土産は、岩戸屋さんでいつもの「伊勢せきやの子持ちしぐれ」を買いました。もうひとつのお土産の定番、「赤福餅」はご存知の通り入手は不可。
閉まった店の前では記念撮影をしている人が多かったですね。たぶん、こういう事は二度とないと信じての記念撮影だと思います。こういう状況を見ることは今後無いだろうという思いで、私もその閉まった店の写真を撮ってきました。

本当は元旦から少し苛立たしい気分だった私なのですが、今日の一日でそういう気分は吹き飛んでしまって穏やかな自分に戻ることができました。家族と出会った人たちに感謝したいと思います。
家族が健康であるように、それぞれの目標が達成できるように、その根本となる世の中が平穏で平和であるように、そういう思いを手を合わせるときには念じます。
年に一回はこういう場に家族で訪れて厳かな気持ちになることは大切なことだと思います。
今年も良い初詣でができました。