今クールのテレビドラマもそろそろ終盤ですが、私の印象をいつものように記録しておきたいと思います。
(「鍵のかかった部屋」をあげるのを忘れていましたので、追記しました。2012.5.28)
◎:毎回ぜひ見たい。見逃すとかなり後悔。
○:毎回見たい。見逃したら仕方がないと思える。
無:見れれば見るけど、見ることにこだわらない。
◆月曜日 ・「
ハンチョウ~警視庁安積班」
◎ このドラマは安定感ありますね。水戸黄門の後の一角を担っているだけのことはあります。今回は、
新しい安積班という設定で組織の成り立ちや部下の素性にも謎があるようで、毎回の事件だけでは
ない全体を通しての興味も持たせてくれます。佐々木蔵之介の演技は特徴があって私は好きなん
ですよね。
・「
鍵のかかった部屋」
◎ イチオシ番組を忘れていましたので追記です。
この番組は、初回を見て興味津々だったにもかかわらず、月曜ゴールデンとかち合っていて第2回
以降見るのをすっかりと忘れていたドラマです。家族が録画していたので、第3回を除き後で見てい
ます。嵐の大野智は、怪物くんのいたずらっ子的キャラクターでも演技がうまいのに驚きましたが、
今回の冷静なキャラクターも見事に演じきっています。脇の戸田恵梨香もいいし、三枚目キャラの佐
藤浩市も面白いです。ストーリーも密室の謎解きで私の好きなジャンルでいう事無しです。
◆火曜日 ・「
リーガル・ハイ」
◎ 今クールの私のイチオシのドラマです。堺雅人のはじけっぷりは初見参です。私は今回の堺雅人演
じる古美門研介のキャラクターは理想ですね。力や能力があったうえでの子供のような振る舞いは、
男の可愛さでもあり夢でもあります。もちろん、ドラマ自体もそのキャラクターを生かしたストーリに
なっていて、充分楽しめます。古美門研介のお守役とも言える里見浩太郎演じる服部さんの存在が、
より古美門研介を引き立たせているように思います。
・「
37歳で医者になった僕 ~研修医純情物語~」
○ 草剛の淡々とした演技が生きる設定です。恋人の病気のこと、過去に人を自殺に追いやったこと
など、過去を引きずっている雰囲気がよく出ています。意識しての演技であれば草剛は役者とし
ても、十分な力量を持っていると思われますが、どうなのでしょう。水川あさみやミムラの演技がより
草剛を引き立たせているとも言えます。どちらにせよ、結果的には私は充分楽しめるドラマだと思
います。松平健が嫌なヤツを演じていますが、ドラマのメインストーリを邪魔しない程度に留めてい
るのはさすがと言えます。
・「
スープカレー」
○ 北海道放送創立60周年記念作品です。大泉洋、安田顕などの北海道「TEAM NACS」が好きなので
見ています。ドラマとしてはどうなのでしょう。安田顕、戸次重幸、森崎博之、音尾琢真のアラフォー
世代4人のそれぞれの人生のドラマが並行して別々に進む構成となっています。ちょっと毎回単発的
な感じになってしまうのが気にはなりますが、最後にはその個別の物語が渾然一体となるそうです。
そこでの感動を期待して見続けています。大泉洋は、毎回峯岸みなみとの掛け合いでスープカレー
を料理研究家として作っているだけですが、5つのドラマのひとつとなっているのでしょうか。峯岸みな
みのキャラクターが私はけっこう好きです。最後を期待して楽しんでみていこうと思います。
◆水曜日 ・「
アンサー ~警視庁検証捜査官」
◎ これは見逃したくないドラマですね。観月ありさがいいキャラクターを演じています。まわりの片岡鶴
太郎、松重豊、田辺誠一も存在感を出しながらもうまく観月ありさを生かしています。ストーリーも、
捜査完了の調書を検証するという面白い設定となっています。ただ、毎回毎回、検証捜査で真実をひっ
くり返していたのでは、本来の捜査員は何をしているのだろうとは思いますけどね。ドラマとしては非
常に面白いです。
・「
クレオパトラな女たち」
このドラマは、ストーリーは私好みではありませんし引き込まれることは無いのですが、私の好きな
女優、稲森いずみが出ているから毎週見ています。稲森いずみ演じる市井睦が、整形外科医として
はキリっとしているのだけれど、家庭では自分の居場所が無くてその弱さを見せたりするところが、
とても私的には良いのです。ドラマとしては視聴率がとれずに早期打ち切り決定は残念です。
◆木曜日 ・「
新・おみやさん」
◎ 「新・おみやさん」となり、今回から櫻井淳子に代わって京野ことみとなりました。課長に戸田恵子が
登場して、「ショムニ」女優が入れ替わり立ち替わりという感じです。それはどうでもいいのですが、
京野ことみもうまくおみやさんとからんでいて、違和感も無くストーリーに入り込めて一安心です。
ストーリーに安心感があり京都を楽しめる私の大好きなドラマです。
・「
Wの悲劇」
私の世代では、「Wの悲劇」といえば薬師丸ひろ子ですが、今回このドラマを見て、私は「Wの悲劇」
のストーリーを知らなかったということを知ってしまいました。そういえば、映画も見ていないし本も読
んでないし、「Wの悲劇」というタイトルや主題歌だけでわかったような気持ちになっていました。という
ことで、薬師丸ひろ子の「Wの悲劇」は知らないことになりますが、今回の武井咲は、摩子とさつきの
違いをかなりうまく表現していると思います。しかし、ストーリー的には引きずり込まれるような面白さ
は私は感じられずに、毎回見ようという強い気持ちにはなれませんし、見る場合も正対してみようとい
う感じもないです。それほど悪いドラマとは思いませんが、ちょっと残念です。
・「
たぶらかし~代行女優業・マキ~」
この時間帯の木曜ミステリーシアターはいつも楽しんでいるのですが、今回のは、ちょっと残念なド
ラマです。ストーリーも無理があるというか代行女優という設定がうまく生かされていると思いません。
叱られるかもしれませんが、そもそも谷村美月というキャスティングに無理があるような気がします。
着飾っても女優というには気品が感じられなかったりして、幅が狭いという感じなのです。あくまで私
見ですけど。
◆金曜日 ・「
都市伝説の女」
○ 都市伝説がどうのこうのという次元のドラマではありません。長澤まさみが思いっきり美脚を披露して
くれるありがたいドラマです。こういうドラマに出てくれる長澤まさみという女優を見直してしまいました
ね。大きい女優さんになると思います。ストーリーや演技など二の次で、見ているだけでうっとりしてし
まうドラマです。
◆日曜日 ・「
平清盛」
先回は、なかなか楽しめると書きましたが、いつの間にか疎遠になり見ることがなくなりました。
ドラマ的には私は面白いと思いますが、長丁場と時間帯がちょっと私にはあわないかもという感じです。
・「
ATARU」
◎ ちょっとふざけ気味のところがあったり、ATARUがすぐに真相を見破ってしまうという、都合の良さも
あったりしますが、今までにないパターンの謎解きでもあり、楽しんで見ています。中居正広が普段と
は違ったキャラクターを演じていますが、しっかりとなりきっているのはさすがです。
今クールのドラマもそれなりに楽しんでいますが、「家族のうた」(私は見ていない)や「クレオパトラ」は予定回数を切り上げて終了するなど、なかなか厳しい現実があるようです。私の好きなドラマということでは、今クールは「ハンチョウ」、「おみやさん」という定番を除けば、「リーガル・ハイ」と「鍵のかかった部屋」が一番、その次は「アンサー」、「ATARU」といったところでしょうか。